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なぜ女性はハンドバッグを持つようになったのか?

近所へちょっとした買い物にいくときは別としても、いまでは、たいていの女性は外出時にハンドバッグをもつ。出かける際には、なくてはならない存在のハンドバッグだが、いったいいつから女性はバッグをもって歩くようになったのだろうか。

ハンドバッグ、読んで字のごとく、手にもつバッグと解釈すれば、18世紀から19世紀に登場した、小型の「レティキュール」というバッグが起源といえる。

このタイプのバッグを女性たちは20世紀のはじめごろまでもち歩いていたが、人気のほうは、より小さなバッグヘと移っていった。

さて、現在のようなコンパクトなハンドバッグが登場するのは、20世紀初頭。というのも、そのころになると、カラダのラインに密着したシルエットの美しい服が好まれるようになり、ちょっとした小物類でもポケットをふくらませて歩くのは、カッコ悪いとされたからだ。

そこで、必然的に、身のまわりのものをバッグに詰めて、外出するようになり、ハンドバッグは、女性にとってファッションの一部としてのアクセサリー的役割も果たすようになったというわけである。

男性がバッグをもち歩くようになったのは、もっと歴史は古く、13世紀ごろ。といっても、これは、革でできたポーチのようなもので、裕福な男性が、貧しく困っている人々にお金やものを与えるために腰に下げてもっていたもの。このポーチは、オールモニエールとよばれ、16世紀ごろまでは、紳士の持ち物のひとつだった。

現在、使われているようなマンバッグが登場したのは、1968年のこと。このタイプは、肩掛け式になっていた。

ちなみに、ハンドバッグのことを短縮して、通常、バッグとよぶことが多いが、パースともいう。このパースはラテン語のbursaが語源。また、アメリカでは、ポケットブックともよぶ。